イオン銀行カードローンBIG

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イオン銀行カードローンBIGを発行しているイオン銀行は、新しい形態の銀行の中でも、ちょっと特殊な要素が多い銀行です。

ネットキャッシングなんてどこの銀行カードローンでもおおよそ出来るものですが、その上でもイオン銀行カードローンBIGは、利用する上で予め知っておきたいポイントがたくさんあります。

そのポイントを紹介していきます!

※本ページにはPRが含まれます。

追記:新しいイオン銀行カードローンが登場しています

【2017/03/27 追記ここから】
この記事は2016年12月に作成したものですが、2017年3月現在、新しいイオン銀行カードローンが登場したため、追記します。

ややこしいのですが、新しい商品が「イオン銀行カードローン」で、既存商品が「イオン銀行カードローンBIG」です。

この追記部分の中で書いているのは新商品の「イオン銀行カードローン」についてです。

追記部分が終わった後は、既存商品「イオン銀行カードローンBIG」について解説しています。

(いつも思うんですが、何でもっと分かりやすい名前にしてくれないんでしょうかね。せめて、イオン銀行カードローンNEOとかにしてくれればいいのに)

新商品はWEB限定

新商品のイオン銀行カードローンはWEB限定商品です。

電話や郵送、店頭などでは申し込めません。

BIGとの相違点

限度額が違う

最高限度額は800万円までと同じですが、最低限度額が10万円と、BIGに比べて20万円減っています。

借りられる額が減ってしまう可能性もありますが、その分、審査の通りやすさはアップした可能性があります。

ATM手数料が違う

BIGはイオン銀行ATMのみしか無料じゃありませんでしたが、新商品はコンビニATMの手数料も無料になりました。

口座不要になった

BIGは有無を言わさず口座開設が必要でしたが、新商品は返済方法をATMからの入金にするなら、口座開設しなくてもOKとなりました。

自動引き落としを希望する場合は、口座開設が必要ですが、コンビニATM手数料無料になったのでATM返済でも大きな問題はないと思います。

カードデザインが違う

イオン銀行カードローンのカードデザイン
スッキリとシンプルになったカードデザイン。

イオン銀行カードローンBIGのカードデザイン
BIGの方はこんな感じのデザイン。

新商品の方が男性のお財布に入ってても違和感なく、BIGの方が奥様のお財布に入ってても違和感ないデザインですね。

ターゲット層が違う

新商品はWEB限定で、コンビニ手数料も無料ということもあり、完全に「近くにイオンが無いなど、今までイオンに馴染みがなかった人向け」の商品になっています。

BIGは近くにイオン(もしくはイオン系列店)があること前提の商品と言っても過言ではないので、どうしても他のネット銀行と比べると今一つでした。

新商品の登場で、他のネット銀行に遜色ない、むしろ頭ひとつ飛び抜けられたのではないでしょうか。

変わらない点

金利は同じ

BIGも新商品も、金利は、年3.8%~13.8%です。

ネットキャッシング機能のスペックも同じ

「14時以降の申し込みでも即日融資可能のは、イオン銀行口座を持っている人のみ」など、特に変わった所は見られません。

審査・申し込み条件も同じ

審査基準や、申し込み条件などにも変化はありません。

また、審査が否決だった場合の通知方法がハガキの郵送によるというのも変わっていません。(ここだけが一番変えて欲しかった)。

追記まとめ

新商品とBIGでは、「誰にとって便利か」が異なります。

近くにイオンがある主婦の方にはBIGの方が便利ですし、近くにイオンがない人には新商品の方が優秀だと思います。

ただ近くにイオンがあってもなくても、ご自身にとってどっちが便利かよくご検討くださいね。

それでは次の見出しからはひたすらBIGの解説です。

【追記ここまで】

イオン銀行カードローンBIGの基本情報

イオン銀行カードローンBIGが、他の新しい形態の銀行(ジャパンネット銀行、楽天銀行など)と一番大きく異なる点は、有人店舗を持っていることです。

もちろん、利用する上でメインとなるのは、インターネット上からです。ただ、他のネット系銀行は、店舗を持たない代わりに金利が安かったり、ATM手数料が無料になったり、キャンペーンが豊富だったりするわけです。

最も削りたいコストである、人件費をあまり削らずに運営している、珍しい新形態銀行です。

申し込み方法(イオン銀行の口座がある場合)

  • インターネットバンキングから申し込み
  • 審査
  • カード受け取り

持っているイオン銀行のカードがキャッシュカード機能がついていれば、そのカードをそのまま利用することが可能です。但し、キャッシュカードをそのまま使う場合、提携ATMは使えません。イオン銀行のATMでのみ利用可能です。

どこでも自由に使いたい場合は、ローンカードを発行してもらうようにしましょう。

※イオン銀行店舗でも申し込み可能です。

申し込み方法(イオン銀行の口座がない場合)

  • インターネットから申し込み
  • 審査
  • イオン銀行の口座を開設する手続き
  • ローンカードとキャッシュカードが郵送されてくる

イオン銀行カードローンBIG の利用には、イオン銀行の口座開設が必須です。
そのため、即日融資は不可能です。

※イオン銀行店舗でも申し込み可能です。

本人確認書類

イオン銀行カードローンBIGで認められている本人確認書類は下記の通りです。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 各種健康保険証
  • 住民票の写し
  • 住民票記載事項証明書
  • 印鑑登録証明書
  • 在留カード
  • 特別永住者証明書

収入証明書

イオン銀行カードローンBIGでは、限度額が300万円以上となる場合にのみ収入証明書が必要です(審査次第では、300万円以下でも必要となる場合があります)。

  • 源泉徴収票(前年度)
  • 直近3ヵ月以内に発行された給与明細2ヵ月分
  • 住民税の課税決定通知書
  • 課税証明書(直近発行後3カ月以内)の原本
  • 納税証明書その2(所得が表記されており、直近発行後3カ月以内)の原本

イオン銀行カードローンBIGで認められている収入証明書は下記の通りです。

申込める人・申込み条件

下記の条件を全て満たす、学生以外の方が申込めます。

  • 日本国内に居住している
  • 永住許可を受けている(外国籍の場合)
  • 満20歳以上、満65歳未満
  • イオン銀行の普通預金口座を持っている(もしくは同時に作る)
  • 本人または配偶者に安定かつ継続した収入が見込める
  • イオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる

総量規制対象外です

貸金業法に抵触しないため、総量規制の対象外です。

専業主婦も申込み可能

さすが、全国の奥様方の味方「イオン」を母体としているだけあって、専業主婦の利用も歓迎しています。

同じ銀行カードローンでも、専業主婦の利用は歓迎していなかったり、そもそもお断りしていたり、あまり優しくないところが多いのが現状です。

その点イオン銀行カードローンBIGの場合、わざわざご丁寧に「専業主婦(夫)」と表記する配慮まで見せているのは、個人的にとても好感を持っています。

限度額

30万円~800万円

増額も可能

インターネット上から増額申込みが可能です。ある程度利用実績を積んでいれば、審査に通りやすいようです。

審査

イオン銀行カードローンBIGの審査時間は、最短即日です(14時までに申込んだ場合)。早いと1時間以内に来ることもあるようですが、2~3時間ぐらいは余裕を見ておくと安心です。

また繁忙期(長期休暇前後等)には、翌日の回答となる可能性もあります。

保証会社は2社とも信販会社系

イオン銀行カードローンBIGの保証会社は、イオンクレジットサービスと、オリックス・クレジットです。

2社とも信販会社系という珍しい設定ですね。過去にクレジットカードの返済を滞納したことがあると、イオン銀行カードローンBIGの審査は通りにくくなってしまうか、希望融資額よりも減額されてしまうかもしれません。

在籍確認の電話

主婦(主夫)以外の方には原則的に在籍確認の電話が掛かってきます。

土日に申し込んで、会社が休みという場合には、在籍確認の電話は週明けに掛かってくるという時間差攻撃もあるようなので、申し込み日に何もかかってこなかったからといって安心は出来ません。

借入方法

2種類あります。最も簡単な方法はネットキャッシングです(ガラケー向けサイトもあり、パソコンもスマホもないという人でも利用出来ますのでご安心ください)。

イオン銀行カードローンBIGの良い所は、他行にもネットキャッシングで振り込めるということです。

他のカードローンですと、自社銀行宛じゃないとネットキャッシングを利用出来ない所もあります。

15時までに申し込まないと、他行へは翌営業日扱いになってしまうものの、利便性は高いと言えます。

ATM手数料

イオン銀行ATMなら手数料無料で利用出来ます。しかし、コンビニなどの提携ATMだと時間外手数料がかかります。金額や時間帯は、各ATMによって異なりますので、注意が必要です。

郵送物

最大の注意点が、ここです!

イオン銀行カードローンBIGの審査に落ちていた場合、ハガキで連絡が来ます。

普通のハガキで来るわけではなく、ペリペリと一枚めくる方式のハガキなので、他人には審査に落ちたことがバレないようにはなっています。

しかし、何の意味やメリットがあってこんなことするのか、筆者には全く理解が出来ません。

同居してる家族にバレたくない人は、絶対に申し込んではいけません(よっぽど審査に通る自信がある人なら話は別ですが)。

金利

3.8~13.8%です。
<金利一覧表>

  • 30~90万円:13.8%
  • 100~200万円:8.8%
  • 300万円:7.8%
  • 400~600万円:4.8%
  • 700~800万円:3.8%

最高金利でも13.8%というのは、業界トップクラスの低金利です。

例えば20万円を借りたとします。イオン銀行カードローンBIG では、借入額が20万円の場合、月々の返済額は5,000円からなので、毎月5,000円返済したと仮定します。

この場合、イオン銀行カードローンBIGなら完済時点の総支払額は約26万円です。一方、消費者金融で、18%で借りた場合の総支払額は約28万2,000円です。

同じ金額を借りて、同じペースで、同じ返済額を続けていっているのに、消費者金融だと2万円も損するんです。

イオン銀行カードローンBIG、金利に関してだけは非常に大きな武器を持っています。

(イオン銀行カードローンBIGの返済方式は残高スライド方式であるため、実際の数字とは異なる可能性があります)

無利息期間

特になし。ただしたまにWAONポイントが貰えるキャンペーンなどをやっていることがあります。

返済方法

毎月7日にイオン銀行口座から自動引き落としされます(約定返済といいます)。

しかし、約定返済で引き落としされるのは、最低返済額のみとなっています。例えば、5万円を借りた場合は、毎月3,000円ずつの返済です。

このペースで行くと、完済までに16ヶ月かかります。1年とちょっとですね。発生する総利息は9,072円です。

でも、もし2万5千円ずつ返済して2ヶ月で完済していれば、利息は1,000円くらいしか発生しません。

個人の主観ですが、友達から5万円貸してもらって、返すのに2ヶ月待ってもらったお礼として、ラーメンと餃子(約1,000円)を奢るのは、真っ当なことだと思います。むしろ、ビールもつけてあげたい。

しかし、焼肉9000円分を奢れって言われたら「何だコイツ」って感じてしまいます。

こんな事態を防ぐためには、任意返済が非常に重要です。

任意返済の方法

オンラインバンキング、返済用口座への振り込み、ATMから任意の金額を返済することが可能です。

事前に連絡する必要は特にありません。ちょっと手持ちのお金に余裕が生まれた場合、積極的に任意返済するようにしましょう。

返済額

借入残高によって月々の返済額が自動で変動します。

  • 3千円以下:返済日前日現在の利用残高と利息を合わせた全額
  • 3千円超10万円以下:3,000円
  • 10万円超40万円以下:5,000円
  • 40万円超50万円以下:10,000円
  • 50万円超100万円以下:15,000円
  • 100万円超150万円以下:20,000円
  • 150万円超200万円以下:25,000円
  • 200万円超250万円以下:30,000円
  • 250万円超350万円以下:35,000円
  • 350万円超450万円以下:40,000円
  • 450万円超600万円以下:50,000円
  • 600万円超:60,000円

返済に遅れた時の遅延損害金

19.8%です。

即日融資

先述しましたが、イオン銀行カードローンBIGは、イオン銀行の口座を既に持っていないと、即日融資は出来ません。

口座開設するところからスタートする場合は、最短でも4~5日かかります。

また、すでに口座を持っている人で、即日融資を希望する場合は14時までに申し込み手続きを完了させましょう。

平日土日問わず14時までに申し込めば、基本的には当日中に審査結果が出ますので、即日融資しやすくなります。

イオン銀行カードローンBIGの口コミ・評判

あ~ずにゃんさん/30代/専業主婦/からの口コミ

「イオンはよく利用するし、キャッシュカード機能つきのクレジットカードはすでに持っていました。だからここでお金を借りようと決めました。クレジットカードの利用明細の類は毎月送られて来ているから、これから何を送られて来ても、夫に不審がられなくて済みそうだなと思いました。専業主婦でも30万円も貸してくれるところって、なかなかないって他の口コミサイトで見かけたから、30万円借りられてラッキーだったのかもしれない?あまりネットとか詳しくないけど、イオン銀行ならイオンの中にあるし、困ったり分からないことがあったら質問しにいけるのいいですよね。消費者金融と違ってお店にいるところ見られても、借金のことで相談とか質問してるって思われないですし。同じような環境にある人にはオススメですよー!」

TAICHIさん/20代/アルバイトからの口コミ
「フリーターでも利用出来るところで、一番金利が安いのはイオン銀行カードローンBIGだったから。自分で望んでとか、自業自得で、とかじゃなくて借金しなきゃいけなくなったから、もうホントに1円でも利息を少なく出来るところを探してたんです。金利13.8%というのはメガバンクと比べても低い。でも、往々にして、金利が低いところは月々の最低返済額が高くて、返済が辛くなりそうな予感がしてた。でも、イオン銀行カードローンBIGは最低返済額がかなり低く設定しててくれてるから、万が一風邪引いてバイトを休んで、バイト代が少なくなる時とか来ても安心だった」

EGOさん/40代/主婦からの口コミ

「やっぱり店頭で申し込めるところって良いなと感じました。実は、他の大手の銀行にはネットから申し込んだんですけど、審査には落ちてしまって。でもその時は、正直『これでいいのかな?』『ここは、こうなのかな?』って分からないところがいくつかあったんです。よく分からないまま申し込んで、審査に落とされちゃったから、何かもうインターネットからの申し込みには苦手意識が芽生えてしまいました。あと、大手は審査に通らないって先入観も。そんな時にイオン銀行カードローンBIGの存在を知って『ここだ!』って思いました。大手ってほど大手でもないけど、ネームバリューはあるところだし、しかも店頭で申し込みや質問も出来る!願ったり叶ったりのありがたい存在でしたよ、ホント。イオン銀行の口座を、絶対に作らなきゃいけないところだけはマイナスポイントだけど。ただでさえお財布の中がギュウギュウだからこれ以上増やしたくないんですよね」

まとめ:イオン銀行カードローンBIGはネットキャッシングより、金利の安さの方が魅力的

これまで見てきたように、イオン銀行カードローンBIGは、銀行カードローンとしてのスペックはかなり高いのですが、金融業者としてのサービスレベルがどうにも今ひとつ物足りないですね。

ネットキャッシングとしての利便性の高さ等、他の要素が最重要項目である人には不適格かと思います。

ただ、他のネット銀行には無い「有人店舗があちこちにある」というとても強い武器を持っています。

カードローンのことだけでなくお金のことを色々相談出来る場所があるのは、銀行としては大事な要素ですね。

とことん金利の安さにこだわる人か、近所にイオンがあって、毎週のように買い物に行くから、ついでにATMに寄りやすい人にはオススメ出来ます。

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