ネットキャッシングの便利な機能として「自動融資」があります。
(キャッシング会社や銀行によって名称は異なりますが、中身はおおよそ同じものです)。
とっても便利なものですが、使い方によっては諸刃の剣となってしまう恐れもあります。
上手に活用する方法を一緒に見ていきましょう
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ネットキャッシングの自動融資とは?
まずはそもそも自動融資とはどんなサービスか説明いたします。
読んで字のごとく、自動的にお金を貸してくれるサービスです。
もちろん、延々と貸し付けられるわけではなく、ある条件が満たされた時にのみ発動します。
自動融資が発動する条件
自動融資が行われるのは、口座引き落としの請求が来た時に、口座の中の残高が不足している時のみです。
よって、オンラインバンキングで振込をしようとして、残高が足りなくても自動融資は行われません。
あくまで、引き落とし請求の際に残高不足だった場合のみです。
支払い出来ずに、クレジットカードや電気ガス水道などのライフラインが止まることもないので、とっても便利な機能に見えますが、知らない間に借金が増えているという危険性もあります。
次の項目から利便性と危険性をそれぞれ見ていきます。
自動融資の利便性
さきほども書いた通り、クレジットカードや光熱費など生活に重要な支払いを滞らせることがない。
これが自動融資の一番の利便性といえます。
特にクレジットカードや携帯電話の料金、家賃などは、信用情報に記録が残る可能性もありますので、その支払い記録をクリーンに保てるのは大きなメリットです。
色んな銀行の口座を持っている人にオススメ
ネットキャッシングするためにネット銀行の口座を開設したなど、口座を複数持っている人にはオススメです。
例えば3つの銀行の口座を持っている人が、引き落とし用口座を統一させていなかった場合。
メインで使っている、給与振込口座の残高にばかり気を取られて、他の口座の残高不足に気づかないこともあります。
そんなウッカリによる支払い不足を避けるために、自動融資機能はとても便利です。
自動融資の危険性
しかし、最初に諸刃の剣であると書いた通り、デメリットももちろんあります。
ネットキャッシングの返済の引き落としは例外
例えばジャパンネット銀行のネットキャッシングを利用し、さらに自動融資機能にも申し込んでいるとしましょう。
そしてネットキャッシングの返済を、引き落としに設定している場合。
しかし、ネットキャッシングの返済で残高不足が起きている場合は、その時点で追加融資が出来ない状態となり、自動融資が出来なくなります。
引き落としの回数に注意
全ての引き落としを1つの口座でまとめている場合、月に何度か引き落とし請求が来ることもあると思います。
毎月26日にクレジットカードや光熱費、月末に携帯電話やネット代などの引き落としといったケースですね。
この状態でどちらの引き落とし請求が来た時も、残高不足の状態だと、2回自動融資が行われてしまいます。
貸付額に注意
引き落とし請求で来たのが3万円だったのに対し、口座の中に入っているのが2万9,000円だけだった場合、不足しているのは1,000円だけです。
しかしキャッシングの種類によっては、最低貸付額が1万円に設定されているところもあります。
そうすると、貸して欲しいのは1,000円だけなのに、自動的に1万円借りることになってしまいます。
9,000円分の余分な借金をする羽目になる恐れがありますので、自動融資に申し込む際は、最低貸付額がいくらなのか確認しましょう。
(ネットキャッシングの時は1万円から、自動融資は1,000円からと個別設定されている場合もあります)。
上限額に注意
自動融資があるから大丈夫と安心し切ることも出来ません。
限度額30万円のキャッシングを利用していて、27万円まですでに枠を使ってしまっている時に、4万円不足していると、限度額を超えてしまうため自動融資は行われません。
上手に活用するために
これまで見てきたように、自動融資には利便性も危険性もあります。
元から絶対に残高不足など起きないように注意しておければいいですが、予想外の出費が重なったり、どうしても失念してしまうことも起きます。
そんなたまに起きるウッカリをカバーしてくれるだけなら、とても便利なサービスです。
しかし、それに頼り切ってしまうと、不要な借金を背負ったり、いつの間にか借金まみれになっていたなんて事態に陥り兼ねません。
そこで、最後に上手な付き合い方をご紹介して、この記事を締めさせていただきたいと思います。
定期的に融資額と、発生している利息額を確認する
基本中の基本ですが、やはり「定期的な借り入れ状況のチェック」に勝る、上手な付き合い方はありません。
自動融資の怖い部分は、「もう自動的にフォローして貰えるから、前ほど口座残高を気にしなくてもいいや」と意識が薄れてしまうことにあります。
あくまで「たまに起きるウッカリ」をカバーしてくれるだけのもので、あなたの生活そのものをフォローするようなものではないと意識し続けてください。